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次世代自動車用語集 ら行・用語解説

次世代自動車の関連用語について解説します。

ライフサイクルアセスメント(LCA)
製品の製造から使用、廃棄までの生涯にわたるすべての段階での環境負荷を定量的に計算する手法であり、製品の原料の採取から輸送・流通も含めて、評価する。ISO14040で具体的な作業手順が示されており、環境負荷以外にもコストを評価する手法もある。
リサイクル
使用済みとなった製品を回収し、資源に戻して再利用することをいい、資源有効利用促進法においては、事業者・消費者・公共団体が守らなければならない資源の有効利用の責任を定めており、リサイクル以外にもリデュースやリユースの促進についても言及している。
リチウムイオン電池
繰り返し充電できる二次電池であり、電気自動車のほか、航空機、携帯電話、パソコンなどにも使われている。正極・負極間でリチウムイオンのやり取りをして充放電することからリチウムイオン電池と呼ばれており、ニッケル水素電池の約2倍エネルギー密度を持つ。
リチウム空気電池
リチウム空気電池とは、負極にリチウム金属、正極に電気伝導性多孔質体(金属や多孔質炭素など)を採用し、正極でリチウムイオンと酸素が反応し、Li202を生成する(放電)ことで電気を得るメカニズムである。また、生成したLi202をLiと酸素に分解する(充電)ことで再放電が可能となる。リチウム空気電池はこのようなLiと酸素だけのやり取りで蓄電ができ、極めて単純な化学反応式で表すことが可能である。
レンジエクステンダーEV
航続距離の短さを補うための発電システムを搭載している電気自動車のこと。レンジエクステンダーとは、航続距離延長装置の意味。
一般に内燃エンジンと発電機が用いられることが多く、二次電池に充電された残量が少なくなると、エンジンで発電機を回し、発生した電力を駆動モーターに供給して走行することによって航続距離を確保する。