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あなたの街のEV・PHV

*H24年度調査内容を元に掲載

The EV Project

概要

2009年5月にアメリカのエネルギー省(DOE)からECOtality社が助成を受けて、プロジェクトがスタートした。ECOtality社はカリフォルニア州の充電設備メーカであり、シボレーや日産と業務提携をしている。2009年には9,980万ドルが助成され、その後徐々に助成額も追加された。今までに2億3,000万ドルの助成を受け、事業を拡大している。
The EV Projectの中では、EVや充電設備に関する情報収集を行うために、最初の8,300台のシボレーのVoltもしくは日産リーフを所用している家庭に対して、無料で充電設備を配布し利用実態のデータを収集している。
最初は6つの州とコロンビア特別区(カリフォルニア、オレゴン、ワシントン、アリゾナ、テキサス、テネシー、ワシントンDC)の18の主要都市やエリアに充電設備を導入し、その後以下のように10州+1特別区までエリアが拡大している。

対象地域とユーザーメリット

The EV Projectの対象地域

http://www.theevproject.com/
EVユーザーは家庭で充電することを前提としており、家庭用充電器を無料で配布し、設置費用も一部補助している(充電料金は自己負担)。

整備状況

家庭用充電設備 約8,000か所
商業施設等の充電設備 約5,000か所
急速充電設備 約200か所

運用状況

4半期ごとに充電設備とEVに関して蓄積したデータをホームページで公表している。以下は2012年第3四半期のデータであり、約8,000か所の充電設備と約6,000台のEVの運用データをまとめている。

充電設備の運用データ

EVの運用データ(LEAFの場合)

時間帯別の充電設備利用状況

EV Project EVSE and Vehicle Usage Report: 3rd Quarter 2012
http://www.theevproject.com/documents.php