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次世代自動車用語集 た行・用語解説

次世代自動車の関連用語について解説します。

WLTCモード燃費
WLTCモードとは、「市街地」、「郊外」、「高速道路」といった走行モードで構成された国際的な試験法である燃費の測定方法”Worldwide harmonized Light vehicles Test Cycle”の略である。これにより、自動車ユーザーが各々の使用状況に応じて、より実際の走行に近い燃費を把握できるとされている。2017年7月4日よりカタログでの表示について、それまでのJC08モードからWLTCモードが導入された。
(関連用語:JC08モード燃費、WLTPモード)
WLTPモード
WLTPとは、”Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedure”の略で、「乗用車等の国際調和燃費・排ガス試験法」である。国際的に整合性の取れた標準的な試験方法を確立することで、国や地域ごとに個別に決められていた排ガスや燃費の試験方法を統一して、一度の試験で多くの国での認証に必要なデータが取得可能となっている(WLTCはWLTPによる具体的な燃費試験により計測された結果である)。
(関連用語:WLTCモード燃費)
単相三線式200V配線
単相交流電力を3本の電線・ケーブルを用いて供給する低圧配電方式。低容量の配電に向く方式のため日本では一般住宅用として普及している。単相三線式は、200Vの電力を容易に取り出すことができ、100Vの倍の速度で充電することが可能。
CHAdeMO規格
CHAdeMO協議会が標準規格として提案する急速充電の方式。日本発の規格であり、現在電気自動車では最も主流の方式と言える。「コンボ規格方式」とは違い、CHAdeMO規格の直流による急速充電口は、交流による普通充電の充電口とは分かれているのが特徴。
超小型モビリティ
一般の自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1~2人乗り程度の車両をさす。
天然ガス自動車(CNG)
天然ガスを燃料とするエンジンを搭載した自動車のことで、天然ガス式輸送機器(Natural Gas Vehicle、略称:NGV)の一種。CNG (Compressed Natural Gas)自動車とも呼ばれる。
電気自動車(EV)
電気自動車は、外部電源から車載のバッテリーに充電した電気を用いて、電動モーターを動力源として走行する。ガソリンが無いので騒音・振動が少なく、走行中はCO2や有害ガスなどを含んだ排気ガスが出ないため、環境問題の改善に期待されている。BEV(Battery Electric Vehicle)、またはEV(Electric Vehicle)と略される。
電費
単位電力量あたりの走行距離、 または一定の距離をどれだけの電力で走れるかを示す、電気自動車の燃費に相当する指標。電力消費率の略。日本では、燃費の単位として【km/l】が用いられることが多いことから、【km/kWh】が用いられることが多い。
トップランナー方式
省エネ法に基づく機器のエネルギー消費効率基準の策定方法。エネルギー多消費機器のうち省エネ法で指定する特定機器の省エネルギー基準を、各々の機器において、基準設定時に商品化されている製品のうち「最も省エネ性能が優れている機器(トップランナー)」の性能以上に設定する制度。1999年の省エネ法改正により、民生・運輸部門の省エネルギーの主要な施策の一つとして導入された。