次世代自動車基礎知識
次世代自動車ヒストリー

EV・PHVヒストリー

1800
寛政12年

ボルタが電池を製造

EVの歴史
電気自動車の歴史は内燃機関自動車より古く、アレッサンドロ・ジュゼッペ・ボルタが電池を製造したことから始まります。
時代背景
日本では江戸時代、伊能忠敬が第1次測量を開始した年です。

1831
天保2年

マイケル・ファラデーが発電機の原理を発見

EVの歴史
イギリスのマイケル・ファラデーが発電機の原理を発見しました。

1838
天保9年

ロバート・アンダーソンがモーターを製造

EVの歴史
1838年にスコットランドのロバート・アンダーソンがモータを製造しました。

1839
天保10年

世界初の電気自動車が製造される

EVの歴史
1839年に初めて電気自動車が製造されましたが、実用車には至りませんでした。

1873
明治6年

実用電気自動車の開発に成功!

EVの歴史
イギリスのロバート・ダビットソンが、鉄亜鉛電池(一次電池)を使用した、実用電気自動車の開発に成功しました。
EVをとりまく環境(19世紀末時点)
この時代の内燃機関自動車は、開発の初期段階にあって、技術的には未熟でした。このため、世界の速度記録は、全て電気自動車が独占していました。欧米では電気自動車が最盛期を迎えていたのです。

1899
明治32年

ジャメ・コンタント号が時速106kmを記録!

EVの歴史
フランスのアシュレでは、ジャメ・コンタント号が時速106kmを記録しました。この記録は1902年(明治35年)まで破られることはありませんでした。
このジャメ・コンタント号は、最近になってバッテリーを交換したところ、走行が可能な状態だったそうです。
日本のEV史の始まり
日本ではこの年、在日アメリカ人が個人的にアメリカ製の電気自動車プログレス(3輪)を輸入したことから、電気自動車の歴史が始まりました。

ジャメ・コンタント号

ジャメ・コンタント号
(La Jamais Contente)
制作者:カミール・ジェナツィ

1900
明治33年

アメリカの生産台数の40%が電気自動車

EVの歴史
1900年時点で、アメリカの自動車生産台数は、4,000台に達し、そのうちの40%を電気自動車が占めていました

1908
明治41年

日本企業が電気自動車を購入!

EVの歴史
1908年、日本では輸入されたものを除いて、初めて東京電灯会社が電気自動車を購入しました。

1909
明治42年

トマス・エジソンが蓄電池搭載の電気自動車を製造

EVの歴史

1909年にトマス・エジソンがニッケル・アルカリ蓄電池を開発。その蓄電池を搭載した電気自動車を製造しました。

当時、鉛電池搭載の電気自動車は、走行距離が80kmでしたが、エジソンの電気自動車は、1回の充電で160kmを走行できる、とても画期的なものでした。

電気自動車は、騒音が少なく、ガスを排出しないことから、当時の女性にとても人気があったそうです。

エジソンの電気自動車

エジソンの電気自動車

1911
明治44年

日本企業が電気自動車の試作を開始!

EVの歴史
日本自動車株式会社が、東京電灯会社の輸入車を基にして、電気自動車の試作を開始しました。

1917
大正6年

日本の企業がデトロイト号を5台輸入

EVの歴史
1917年、アメリカ製電気自動車「デトロイト号」が、京都電灯と日本電池により、合わせて5台輸入されました。

デトロイト号

デトロイト号

1934
昭和9年

日本電気自動車製造が設立される

EVの歴史
1934年、日本電気自動車製造が設立され、小型車の製造が開始されました。

デンカ号

デンカ号
製造会社:日本電気自動車製造

1937
昭和12年

中島製作所と湯浅電池が電気自動車を制作

EVの歴史
1937年、中島製作所と湯浅電池が、商工省より助成を受けて、新設計の電気自動車を制作しました。
この電気自動車は、国内各地および満州、台湾ほかでも使用されました。

中島小型乗用電気自動車

中島小型乗用電気自動車
最高時速:40km/h・定員4名
製造会社:中島製作所

1947
昭和22年

東京電気自動車株式会社が設立される

EVの歴史
1947年(昭和22年) 東京電気自動車株式会社が設立され、「たま号」の生産、販売が開始されました。
EVをとりまく環境(1940年代後期・日本)
1940年代後期の日本は、第二次世界大戦終戦直後のガソリン不足で、電気自動車の生産が増加しました。

たま号

たま号
製造会社:東京電気自動車株式会社

1949
昭和24年

日本の電気自動車普及台数が3299台に

EVの歴史
日本の電気自動車普及台数は、1949年に全国の自動車保有台数の3%にあたる3299台になりました。

1954
昭和29年

ガソリン自動車の革新とガソリンの普及

EVの歴史
内燃機関自動車の改良や、ガソリンスタンドの普及などにより、電気自動車は衰退していきました。

1955
昭和30年

道路運送車両法から電気自動車の項目が削除される

EVの歴史
1955年に道路運送車両法から電気自動車の項目が削除され、電気自動車は、街頭からも完全に姿を消しました。

1965
昭和40年

大気汚染の深刻化で電気自動車の研究が再開される

EVの歴史
モータリゼーションの進展に伴い、自動車の排気ガスによる大気汚染が深刻化し、1965年に電気自動車の研究が再開されました。

1970
昭和45年

大阪万国博覧会で電気自動車275台が活躍

EVの歴史
1970年の日本万国博覧会(大阪万博)で、万博会場用の電気自動車275台が遊覧車として活躍しました。

万博遊覧車

万博遊覧車/提供:ダイハツ工業株式会社
最高時速:15km/h
一充電走行距離:135km

1971
昭和46年

通産省工業技術院の大型プロジェクト制度開始

EVの歴史
1971年から通産省工業技術院による大型プロジェクト制度において、自動車・電機・電池メーカーが参加し、電気自動車の研究開発が開始されました。この年、環境省が発足しました。

EV-2P

EV-2P
通産省電気自動車大型プロジェクト・
第2次実験車

1980
昭和55年

排出ガス浄化技術の進歩で電気自動車が衰退

EVの歴史
1980年以降、内燃機関自動車の排出ガス浄化技術の進歩で、電気自動車がまた姿を消していきました。

1981
昭和56年

ダイハツ工業が電気自動車生産累計5,000台を達成

EVの歴史
ダイハツ工業株式会社が、電気自動車生産累計5,000台を達成しました。

1990
平成2年

アメリカ・カリフォルニア州でZEV法案が制定

EVの歴史
都市環境や地球温暖化が社会問題化し、自動車メーカー各社に、地域内の販売台数のうち一定割合のZEV(無排出ガス)の販売を義務づける「ZEV(Zero Emission Vehicle)法案」が、アメリカ・カリフォルニア州で制定されました。
これにより、各自動車メーカーの電気自動車の開発が再開され、ZEV法のきっかけを作ったといわれるGMが「Impact」を発表しました。

1995
平成7年

日本政府公用車の10%を低公害車とする閣議決定

EVの歴史

1996年、アメリカ・カリフォルニア州のZEV法が改定され、2003年から10%のZEV(無排出ガス車)販売が義務付けされました。

この年、GMが「EV-1」のリース販売を開始しました。

EV-2P

EV-2P
通産省電気自動車大型プロジェクト・
第2次実験車

1996
平成8年

日本・電気自動車等普及整備事業を開始

EVの歴史
1996年、日本では電気自動車等普及整備事業が開始されました。
この年、トヨタ自動車株式会社が「RAV4L V EV」 を販売しました。また、本田技研工業は「EV PLUS」シリーズを発表しました。
EVをとりまく環境
90年代後半からPCや携帯電話の急速な普及・技術進歩に伴い、それらに使用される電池の小型軽量化が進みました。
これら小型軽量化が進んだ新型電池(ニッケル水素電池、リチウムイオン電池)を搭載した電気自動車は、一充電で200km以上の走行が可能となり、第2世代電気自動車と呼ばれる、内燃機関自動車にも劣らない高性能車も登場しました。

RAV4L V EV

RAV4L V EV/提供:トヨタ自動車株式会社
最高時速125km/h 一充電走行距離:215km
電池:ニッケル水素 価格:495万円

1997
平成9年

トヨタ自動車がハイブリッド自動車「プリウス」 を発表

EVの歴史
1997年、トヨタ自動車株式会社が世界に先駆けハイブリッド自動車の「プリウス」 を発表しました。また、本田技研工業は「EV PLUS」をリース販売しました。
EVをとりまく環境
1997年12月に「第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)」が開催され、いわゆる「京都議定書(気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書)」が採択されました。

プリウス

プリウス/提供:トヨタ自動車株式会社
燃料:28km/l 電動機:永久磁石型同期
電池:ニッケル水素 価格:218万円

1999
平成11年

2人乗りの軽自動車「ハイパーミニ」「e-com」 が登場

EVの歴史
2人乗りの軽自動車として、日産自動車株式会社が「ハイパーミニ」を、トヨタ自動車株式会社が「e-com」 が販売されました。
EVをとりまく環境

第2世代電気自動車は、内燃機関自動車の2~5倍と高価なため、短距離走行使用に限定し、価格の低減化を実現しました。

また、情報技術を活用して交通の輸送効率や快適性の向上に寄与するITS(高度道路交通システム)と電気自動車を組み合わせて共同利用する、新しい交通システムの実証実験を開始しました。

ハイパーミニ

ハイパーミニ/提供:日産自動車株式会社
最高時速:100km/h 一充電走行距離:130km/h
電動機:永久磁石型同期 電池:リチウムイオン
価格:350万円

2002
平成14年

燃料電池自動車の実証実験が日本でも開始

EVの歴史
2002年、燃料電池自動車の開発が世界規模で進展し、日本においても実証実験が開始されました。

2005
平成17年

第39回東京モーターショーの電気自動車が実用化

EVの歴史
2005年、第39回東京モーターショーで出品された電気自動車の一部が次々と実用化を発表しました。

2006
平成18年

次世代電気自動車の実証走行試験の実施を発表

EVの歴史
2006年、三菱自動車工業株式会社の「i-MiEV」と富士重工株式会社の「R1e」は、それぞれ電力会社と共同で次世代電気自動車の実証走行試験の実施を発表しました。

i-MiEV

i-MiEV/提供:三菱自動車工業株式会社
最高時速:130km/h 一充電走行距離:160km/h
電動機:永久磁石型同期 電池:リチウムイオン
価格:379万円

2007
平成19年

第40回東京モーターショーで実証走行試験車を公開

EVの歴史
2007年、第40回東京モーターショーで実証走行試験車を公開しました。
またプラグインハイブリッド(PHV)車も出品されました。

2008
平成20年

次世代電気自動車が北海道洞爺湖サミットに提供

EVの歴史
2008年、富士重工業株式会社の「スバル プラグイン ステラコンセプト」と三菱自動車工業株式会社の「i-MiEV」が、北海道洞爺湖サミットに運営協力車両として提供されました。

2009
平成21年

EVおよびPHVの各メーカーの新車が次々と販売開始

EVの歴史

2009年、三菱自動車工業株式会社の電気自動車「i-MiEV」と、富士重工業株式会社の電気自動車「スバル プラグイン ステラ」の販売が開始されました。

EV用充電設備として、急速充電器が発売されました。

プラグインハイブリッド(PHV)車として、トヨタ自動車株式会社「プリウス プラグインハイブリッド」の販売が開始されました。

スバル プラグイン ステラ

スバル プラグイン ステラ/提供:富士重工業株式会社
最高時速:100km/h 一充電走行距離:90km/h
電動機:永久磁石型同期 電池:リチウムイオン
価格:450万円

2010
平成22年

日産自動車の電気自動車「リーフ」の販売が開始

EVの歴史
2010年、日産自動車株式会社の電気自動車「リーフ」の販売が開始されました。

リーフ

リーフ/提供:日産自動車株式会社
最高時速:145km/h 一充電走行距離:200km/h
電動機:交流同期電動機 電池:リチウムイオン
価格:358.5万円

2011
平成23年

三菱自動車工業「ミニキャブ・ミーブ」の販売が開始

EVの歴史
2011年、三菱自動車工業株式会社の電気自動車「ミニキャブ・ミーブ」の販売が開始されました。